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🕐 2026/08/31

羽田空港第1ターミナルに「北サテライト」が9月1日オープン!33年ぶりの大規模拡張で変わる搭乗ルートと注目の見どころ

羽田空港を日常的に利用する旅行者やビジネスパーソンにとって、見逃せない大きな変化が訪れようとしています。

日本空港ビルデングは、羽田空港第1ターミナルの北側で建設を進めてきた「第1ターミナル北側サテライト施設」を、2026年9月1日(火)より供用開始します。

第1ターミナルが1993年9月に開業して以来、実に33年ぶりとなる今回の大規模拡張。一体どのような施設に生まれ変わり、私たちの旅の手続きや利便性はどのように変化するのでしょうか。旅行者が絶対に知っておくべき「移動の注意点」から、旅のテンションを上げる注目の新施設まで、詳しく紐解いていきます。

バス搭乗が大幅削減へ!新設された6つのゲートと割り当て便

今回新たに運用が始まる北側サテライトには、24番から29番までの計6つの搭乗口(スポット)が新設されました(※24番は当面の間未使用)。

これまで羽田空港の混雑時には、ターミナルからバスに乗って沖止めの航空機へ向かう「バス搭乗」が多く発生していました。しかし、このサテライト施設の誕生により、直接ターミナルから機内へ乗り込める搭乗橋(PBB)付きのゲートが増加し、雨の日の濡れやバス移動の手間が大幅に軽減されることになります。

なお、新ゲートの主な割り当ては以下のようになっています。

  • 25番ゲート:スカイマーク(SKY)

  • 26番~28番ゲート:JALグループ(JAL)

  • 29番ゲート:JALグループ / スカイマーク 共用

これまで第1ターミナルの北側を拠点としてきたスカイマークやJALの利用者は、今後この北側サテライトから出発・到着する機会が急増することになりそうです。

要注意!保安検査場から最大1km超「乗り遅れリスク」を防ぐコツ

便利になる一方で、旅行者が最も気をつけておきたいのが「ターミナル内の移動距離」です。

本館と北側サテライトは、長さ約200メートルにおよぶ連絡通路で接続されています。最も離れた「保安検査場A」からサテライト最奥の29番ゲートまでの距離は、なんと約700メートル以上。さらに、南端の1番ゲートから北端の29番ゲートまでの総距離は、1,510メートル(約1.5km)にも達します。

北側サテライトを利用する場合、連絡通路を渡るだけでも徒歩で約5分~8分ほどかかります。「保安検査場をギリギリで通過したけれど、搭乗口が遠すぎて走らなければならなくなった」という事態を避けるためにも、以下のポイントを意識しておくことをおすすめします。

  1. 最寄りの保安検査場を利用する:北側サテライトへ向かう際は、最も北寄りに位置する「保安検査場A」または「保安検査場B」の通過がスムーズです。

  2. 出発の30分前には保安検査を通過する:サテライト内には自動販売機や新しいラウンジはありますが、売店(コンビニなど)は連絡通路の手前(23番ゲート付近)が最寄りとなります。買い物は事前に済ませておきましょう。

  3. モビリティサービスを活用する:サテライト内では移動負担を軽減するため、自動運転車いす「WHILL」の運用エリアが拡大されているほか、新たな搭乗者用モビリティの導入も進められています。歩行に不安がある方は積極的な活用を検討してください。

迫力満点!「日本一長い約100mのコの字型搭乗橋」とは?

建築や航空ファンの間で早くも大きな話題を呼んでいるのが、最奥に位置する29番ゲートに設置された旅客搭乗橋(PBB)です。

この29番ゲートの搭乗橋は、固定橋部分を含めると全長100メートル弱にも達し、単一の搭乗橋としては「日本一の長さ」を誇ります。上空や外側から見ると、航空機の駐機位置や誘導路のレイアウトに合わせて見事な「コの字型」に折れ曲がっているのが大きな特徴です。

なぜこのような変わった構造をしているのでしょうか。その理由は、羽田空港全体の将来的な拡張計画にあります。現在、隣接する第2ターミナルでも北側への延伸工事計画が進んでおり、将来的に両ターミナルの動線や航空機のアプロ―チを干渉させないための緻密な設計として、この特別な「コの字型」が採用されたのです。29番ゲートから搭乗する際は、ぜひ窓の外のダイナミックな構造にも注目してみてください。

木の温もりと昭和レトロの融合。「FOREST LOUNGE」と最新エコ設計

新設された北側サテライトは、機能面だけでなく「過ごしやすさ」や「環境への配慮」も徹底されています。

建物は1階を鉄骨造、2階以上には国産のカバザクラやスギ、ナラなどの木材約1万本分を取り入れたハイブリッド構造を採用。自然光が差し込む明るいゲートラウンジは、木ならではの温もりを感じられる快適な空間に仕上がっています。また、施設で消費する電気の約80%を太陽光発電でまかない、エネルギー消費量を大幅に抑えた「ZEB Oriented」認証を取得するなど、次世代のサステナブルな空港施設として設計されました。

さらに、26番ゲート付近には有料カードラウンジ「FOREST LOUNGE(フォレスト ラウンジ)」(22席)が新設されます。

このラウンジの隠れた目玉となっているのが、デジタルで再現された「ソラリー式FIS(フライトインフォメーション)」です。かつて空港や駅で親しまれ、「パタパタ」の愛称で知られたフラップ式案内表示器の動きを液晶画面上でリアルに表現。昭和・平成の空港の懐かしい情景を感じながら、フリーWiFiやドリンクを楽しめる贅沢な空間となっています。

まとめ:これからの羽田利用は「時間に余裕を持った移動」がカギ

33年ぶりとなる羽田空港第1ターミナルの「北側サテライト」開業。バス搭乗の減少によるストレス軽減や、木の温もりあふれる最新ラウンジの誕生など、搭乗前の体験はより豊かで快適なものへと進化します。

しかしその一方で、これまでにない「移動距離の長さ」という新たな側面も生まれています。

9月1日以降にスカイマークやJAL便を利用して羽田から出発される方は、ぜひ普段よりも10分~15分ほど早めに空港に到着し、新しく生まれ変わった羽田の最先端エリアを散策してみてはいかがでしょうか。